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薬液注入による地盤改良工事
 古くからのお施主様のT様邸で、薬液注入地盤改良工事を行いました。地盤は建築時に十分強度を確認して建設するのですが、周囲に田畑が広がっていたのに、近くに大きな建物が建ったり、住宅密集地に変わるなど、状況が変わると、地下水の流れが変わったりして、長い間には元の強度を保てなくなる事があります。案外、現地から離れたところの変化が影響することもあり、予測しきれない事も起きます。
 このため、最近は事前の地盤改良は相当入念に行いますので、どんな大きな建物を建てるのかと思っていたのに本工事が始めると木造だったと、ご近所の方が驚かれるほどです。また、かなり以前の建物で、環境変化が地盤に影響した時の対策は、従来は大変難しくコスト負担も大きかったのですが、最近は薬液注入工法が普及して、小規模な工事にも施工できるようになりました。万一、地盤が沈下した場合にも建物をジャッキアップするのではなく、地盤自体を復元させる事が出来ます。今回は入念な調査の上で、3m程度の深さまで穿孔し、地盤改良用の樹脂を注入して約10センチ近く復元しました。
 阪神淡路大震災以降、耐震性向上のために、構造や地盤改良については非常に進歩したと思います。建物の耐震性アップのために、ビルなどでは後施工アンカーによって補強用の構造材を取り付けたり、木造建築でも補強金物を一定の基準で使用するなど、様々な改良が行われています。
 研究工夫によって道は開けるということ。しかも、それは建築分野だけでなく、化学の力も借りての総合力です。使うべきところには新しい技術に目を向けて、どんどん取り入れて行く必要がありますね。

機械
注入用の機材、セメント等の搬入

穴開
注入用の穴を数メートル下まで掘りげ

注入
薬液注入中です

床下
床下の補強も同時に施工しました。

《最近の施工例アルバム公開中》http://picasaweb.google.co.jp/seikikensetsu

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author:seiki, category:建築豆知識, 18:55
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